アスペルガー症候群とは
コミュニケーションが苦手だったり、物事に対して異常なこだわりを持つ障害です。
アスペルガー症候群はなぜ生まれるのか?
遺伝や、家庭環境による要因が大きいと言われています。
G.R.テロングとJ.T.ダイアーは高機能自閉症の人がいる家族の3分の2が、一等親血縁者か二等親血縁者にアスペルガー症候群の者がいることを発見した
出典:Wikipedia
アスペルガー症候群は治る?治らない?
現時点で効果的な治療法は見つかっていないため、治すのはむずかしいとされています。
効果が示されたと広く支持される治療法はない。
出典:Wikipedia
アスペルガー症候群の割合
アスペルガー症候群の者は全人口の1%程度とされるが[41]、男性の1.6%、女性の0.4%はアスペルガー症候群と言う計算になる。
出典:Wikipedia
アスペルガー症候群の症状
他人の気持ちを理解できず、空気が読めないが、自覚なし
- 子どもが「怪我をした」というと、ばんそうこうを渡しておしまい。「痛いねー」「大丈夫?」と声をかけて欲しい子どもの気持ちに気づかない。
- 子どもに「サンタはいるの?」と聞かれると「いない」と答える。「いる」と答えても枕元にプレゼントをおかない。
- 「今日もカップラーメンなの?」と聞いても「そうだよ」と答える。「手料理を作って欲しい」という子どもの気持ちがわからない。
- 年ごろの娘にセクハラ行為をしていることに気づかない。
偏食など、一般では考えられないような、強いこだわりやルールがある
すべてが自分の思い通りでないと気が済まず、子どもを無理やり型にはめてしまう。
- 学歴が人間の価値のすべてだと思っている。
- 白いご飯しか食べない。特定のメーカーの食品しか食べない。
- いつも決まった場所に物が置かれていないと怒る。
- 子どもが算数の宿題をしている時「①」を「1」「〇」の順番で書いていたら「違う!〇が先だろ!1は後!」と言い出す。
極端な低学歴・高学歴
アスペルガー症候群は、得意・不得意がハッキリしています。
その得意分野の内容が受験に合っていなければ低学歴、合っていれば高学歴になる傾向があります。
併発する可能性のある症状の一例
強迫性障害
何度も戸締りやガスの元栓を確認したり、手を洗ったりしてしまう。
病院で治療を受けることができる。
人口の約2.3%が発病する。
摂食障害(主に拒食症・過食症)
ストレスが原因となる場合が多く、リストカットなどの自傷行為を併発することも多い。
病院で治療を受けることができる。
人口の約3%が当てはまる。
精神病(統合失調症、うつ病、パニック障害、不安障害、知的障害、パーソナリティ障害(人格障害)、境界性パーソナリティ障害(ボーダー)、適応障害など)
さまざまな精神障害の総称。
病院で治療を受けられるものと受けられないものがある。
人口の約5.8%が該当。
統合失調症
感情や思考をうまくコントロール(統合)できなくなる。主にストレスが原因と言われている。
病院で治療を受けることができる。
人口の1%前後が発病する。