幼少期の脳は虐待で萎縮する

2020年9月29日

 

「脳が虐待で萎縮するって聞いたけど本当?」

「萎縮するとどうなるの?」

 

脳が萎縮することで様々な能力が低下してしまいます。

虐待の罪の重さを見ていきましょう。

5歳児までの脳への影響【脳重量が減る】

脳

人間の脳は、5歳になるまでの間、急激に成長します。

産まれてすぐの時でおよそ400グラム、2歳児で約700グラム、5歳児では約1,300グラム。大人とほぼ同じサイズに。

5歳児までの時期に子どもが受ける、虐待による悪影響は計り知れません。

だからといって、頭の良し悪しは、何も脳重量だけではありません。しかし、この急速に増え続ける時期に、適切な好ましい刺激を与えることは、その子どもの成長に効果的であることはうなずけるところです。

出典:おやこCAN

なにしろ「脳の形が変わる」時期なわけですから能力や人格形成に大きな影響を与えます。

虐待や夫婦喧嘩の弊害。脳の萎縮の原因になる

幼少期に虐待を受け続けると、感情の中枢にあたる扁桃体(へんとうたい)が刺激され、ストレスホルモンが出されます。

ストレスホルモンが脳にダメージを与え、萎縮させるのです。

脳

出典:NHK

殴る、蹴る、氷点下の屋外に裸で放り出すなどの、非人道的な厳しい体罰によって、人間性をつかさどる前頭葉が縮小します。

前頭葉が縮小すると社会のルールを守らなくなったり、勉強ができない子に育ってしまいます。

「クズ、なさけない、馬鹿」といった暴言によって、脳が聞くことを拒否するようになり、聴覚野が変形。

夫婦喧嘩による暴力や、自分以外の兄弟姉妹に対する暴力に遭遇することにより、脳が見ることを拒み視覚野が縮小します。

子どもに元気がなくなるのは当然のことです。

損傷を受けたり萎縮した脳は自己回復する

ニューロン

虐待によって脳が委縮したからといって、悲観することはありません。

ダメージを受けた脳は自己回復することができます。

反対に、それらのニューロンが繰り返し別々に発火していれば、両者の結びつきは弱くなる。つまり、脳の神経回路は「使わなければ失われる」のである。

出典:東洋経済ONLINE

現時点での可能な範囲で、じっくり確実に行動することによって、脳の神経回路は変化していきます。

考えるだけでなく、行動することが大切です。

=> 毒親育ちは克服することができる

希望が見えてきたわね

ただし治療には長期間かかります。

毒親の毒におかされた時間とおなじぐらい時間がかかると思ってよいでしょう。

たとえば20才のときに毒親と絶縁してひとり暮らしを始めたとしたら20年ぐらいの治療期間は想定しておくべきです。

とても長いですよね。

ですが20年という長期間を悲観するのではなく前向きにとらえてほしいと思います。

「10年間がんばったけど精神的にも経済的にも自立できていない・・・」

と悲観するのではなく

「20年はかかるだろう。まだまだこれから」

と思ってほしいのです。

また、人生は意外にあっという間です。

人間は年をとればとるほど1年が早く感じられるようになるからです。

「ジャネーの法則」と呼ばれ、下記の記事に書かれています。

楽観的に生きる方法・考え方【視野を広げる。死ねば全部チャラ】

環境改善

Posted by TATSUO