毒親育ちの愛着障害とは【親の愛情不足】

毒親育ちの愛着障害とは【親の愛情不足】

幼い時から愛された成長した人は、愛し方が自然であり、生き方が自然である。それに比べて、愛されなかった人は、幸せを求めながらなぜか幸せに背を向けてしまうのである……。親子、恋人、友人など人間関係をよりよいものにするためにはどうすればよいか、自分にとっての本当の人生を歩むにはどうしたらよいか、本書は生きる勇気と自信を与えてくれる一冊である。

出典


「愛着障害」ってきいたことありますか?

すこし意味がわかりにくい言葉ですが言いかえれば「親の愛情不足による障害」のことです。

 

「愛着障害ってなに?」

「親の愛情不足を具体的に言うと?」

「愛情が不足するとどんな症状が起きる?」

 

ひとつずつ疑問点を明らかにしていきましょう。

「親の愛情」ってなに?【快適な衣食住の提供と心理的成長】

単に「親の愛情」と言うとすこし抽象的ですよね。親の愛情不足をネグレクトと言ったりもします。いちど具体的に考えてみましょう。

  • つねに両親のどちらかがそばについていてあげる
  • オムツの交換をすぐにやってくれる
  • おなかが空いたらいつでも食事ができる
  • 服をいつも洗濯してきれいにたたんでくれる
  • 失敗したらなぐさめ、励ましてくれる
  • 子どものミス(ガラスを割ってしまったなど)をリカバリーしてくれる
  • ひとり部屋を用意した上でプライバシーを確保してくれる(きちんとノックをする)

とくに子ども部屋に入る前にノックをしない親は毒親です。

毒親の85%は子ども部屋をノックしない【プライバシーがない親】

子どものためにするのが「愛情」親のエゴが「過干渉」

親の愛情と過干渉を混同してはいけません。

  • 親の愛情・・・子どものためにすること。
  • 過干渉・・・親のエゴ(支配欲・思い通りにしたいこと)のためにすること。

親が子どもに干渉するとき、ほんとうに子どものためにしているのか?深く考える必要があります。

毒親は過干渉と愛情の違いを理解できていません。

ちなみに私の父親は過干渉でしたが自覚していませんでした。それどころか「手塩にかけて育てたつもり!」と大きな勘違いをしていたのです。

私の父親の過干渉の例

  • 風呂上がりにタオルで子どものカラダを拭き、服まで着せる(12才になるまで)
  • ラズベリーを植えたら「トゲがあぶないから」という理由だけで抜いた
  • 「男がピンクの時計なんてやめなさい!」と口出しをした
  • 漢字の書き取りをしていたら「字が汚い!ちがう!そうじゃない!」と口出しをしてきた
  • 「自転車がほしい」と言ったら「まだろくに乗れもしないクセに!」と怒り出す
  • 運動会の借り物競争で勝手に手助けをしてきた(ルール違反)
  • 友好関係や学校の出来事などで「ナイショ」が通じない。すべて話さないと怒り出す
  • 家で塩の結晶を作っていたら「ジャマだから」という理由で捨てられた

どれもこれも異常行動です。

親の役割はタオルを毎日洗濯してキレイにたたんでおくところまでですよね?

12才にもなるまでカラダを拭いたり服を着せたりするのは過干渉です。

ACねこ
ACねこ
気持ちわるいにゃー

おそらく父親にとっては愛情の「つもり」だったことは間違いないと思います。

でもね、「つもり」じゃだめなんですよ。子どもが苦しむだけです。

親はいまいちど「子どものために」愛情を注いでいるか考える必要があります。

親の愛情が不足するとどうなる?

いまあなたが人生を生きづらいとすれば、親の愛情不足(愛着障害)によるものかも知れません。

人に頼れない性格になる

まあ当然ですよね。

愛着障害の毒親育ちは「人の力を借りる」という経験をしていないわけですから、人に頼ることに慣れていません。

頼れない性格になる理由と解決策【完璧主義をやめて人間関係を改善】

また、頼れない性格というのは同時に断れない性格でもあります。

なぜなら断られることに対してトラウマをもっているからですね。

不眠症になる【なんでも自分で抱えてしまう】

愛着障害になるとなんでもかんでも自分で解決しようとしたり責任を感じたりして不眠症になりやすいです。

 

「明日の仕事がうまくいくか心配」

「いまうまくいっていない仕事が気になる」

「友人・知人を怒らせてしまった」

 

誰かに相談してスッキリできるわけでもなく、サポートを求めるわけでもなくモヤモヤした心境のまま布団に入ることが多く不眠症になりがちです。

睡眠薬やアルコールに依存してカラダをこわしてしまうケースもしばしば。

不眠症で苦しんでいる人はまず罪悪感をやわらげる考え方を身につけましょう!

罪悪感で苦しい時の対処法。毒親は罪悪感で子どもをコントロールする

胃腸の調子がわるい【脳と胃腸には密接な関係がある】

よく本番前など、緊張するとお腹の調子がわるくなりますよね。

脳が不安やストレスを感じると胃腸の調子もわるくなります。

「なにかあっても自分ひとりで解決しなきゃいけない」

愛着障害の人は助けを求めることが苦手ですから人一倍精神的なプレッシャーが大きく胃腸の調子がわるくなりがちです。

精神的な健康を得るのはひじょうに難しく、場合によっては不可能なこともありますのでまずは肉体的健康から取り組むとよいでしょう。

健全な精神は健全な身体に宿る。精神的アプローチは難しいのであと!

騙されやすい【愛情に飢えているから】

愛着障害のある毒親育ちが騙されやすいパターン

  • この絵を買うと幸せになれるよ(わたしのためを思ってくれてるんだ。異性と仲よくしたい)
  • ここだけの話なんだけど(自分は受け入れられているんだ)
  • 愛してるよ(やっとほんとうに愛された)
  • 神はいます(親の愛情が得られないならせめて神に愛されたい)
  • 仲間になろう(友達がほしい)
  • カンタンに儲けられるよ(誰かに助けてほしい)

幼少期に身の回りの世話をきちんとしてもらえないまま育つと「無条件で助けてほしい」という欲求が解消されないまま大人になります。

しかし「無条件で助けてほしい」という欲求はずっと残ったままです。

そこで上記のような甘い言葉をかけられればコロッと騙されるわけですね。

愛着障害のある毒親育ちが騙されやすいパターンをしっかり肝に銘じて騙されないようにしましょう!

じぶんが愛着障害だと思ったら【自立するしかない】

ほんとうはこういうことは言いたくないんですけど、親の愛情が不足していた場合の対処法は「自立」のみです。

鳥とおなじで、いちど巣立ったら羽ばたき続けるしかないのです。

「親の愛情が不足していたから飛べない・・・」

などと言っていてはいつまでたっても生きていけません。

世間は助けてくれませんし、事情を考慮してくれませんよ。

世間は「親の愛情が不足していたのかあ。じゃあしょうがないな」なんて言ってくれませんからね。

とくに精神的虐待を受けた人は周囲の理解を期待しないほうがいいでしょう。

肉体的虐待ならキズやアザを見て「これはたいへんだ」とわかってもらえますが精神的虐待のキズは外から見えませんからね。

まずは引っ越しと絶縁から。お金がなければ寮つきの職場へ

すごく過酷で理不尽ですが、もうやるしかないですよ。

「行動できるなら苦労しないよ」

と思うかも知れませんね。

でもね、苦労しないことを期待している時点で高望みしすぎですよ。

毒親育ちは苦労して当たり前なんです。

でも今はそんな元気残ってない

ということもあるでしょう。

元気が残っていないときは休むのもひとつの戦略です。ただし長くても3年が上限ですよ。

「3年以上引きこもると社会復帰できない」ことが統計によってあきらかになっているからです。

詳しくは下記の記事に書いてあります。

【3千円~】お金がなくても今すぐ毒親から逃げる方法【寮付き】

まずは「休む」「遊ぶ」「自立する」どれかに集中しましょう。

なんとなくボーッとしているだけでは何も得られません。

休むことや遊ぶことに抵抗を感じる必要はありませんよ。

毒親へのストレスや生活費の問題などでなかなか理想的な環境を得るのはむずかしいと思いますが、与えられた環境で取り組みましょう。